戸塚・泉・栄区の元気な企業紹介コンテンツ

 

「未来へのバトン」

 

小山内いづ美(おさないいづみ)栄区長

「栄区 いたち川マスコット タッチーくん」がゆるキャラグランプリ2018に出場中です!
投票は2018年11月9日(金)18時まで。清き一票をお願いします。
「ゆるキャラグランプリ2018」投票ページ
http://www.yurugp.jp/vote/


1986年に戸塚区から分区し、栄区が誕生しました。住宅都市としての側面が多い地域ですが、区の中ほどを東西に流れるいたち川、横浜自然観察の森や5つの市民の森など自然豊かな環境を有するのも特徴です。
今回は、13代目となる小山内いづ美区長に、地域活性化への思いを語っていただきました。

10月6日に安全・安心のまちづくりの国際認証「セーフコミュニティ」の再認証を取得

「2013年にセーフコミュニティの認証を取得しました。セーフコミュニティとは“致命的な事故やけがは、原因を究明することで予防できる”という考え方のもと、区民・関係団体・行政などが一緒になって安心・安全なまちづくりを継続的に行っているまちのことです。WHO(世界保健機関)推奨の国際認証で、世界では約390都市、日本では14都市が認証されています。栄区は日本で7番目に認証されましたが、行政区では栄区以外に認証を取得しているところはありません。
認証は5年ごとで、今年がその年にあたります。6月の認証審査員による現地審査を経て、10月6日(土)栄公会堂にて再認証式典を開催し、多くの区民の皆さま、関係者の皆さま、認証都市の皆さまとお祝いしました。」

「セーフコミュニティ」では8つの分科会がさまざま取組を実施。地域や企業の課題解決へ

「セーフコミュニティは、『こども安全対策』『スポーツ安全対策』『交通安全対策』『児童虐待予防対策』『高齢者安全対策』『災害安全対策』『自殺予防対策』『防犯対策』の8つのテーマごとに分科会を設置しています。『こども安全対策分科会』を例に挙げてみると、『学援隊・こども110番の家』と称して、保護者や地域住民が登下校時の見守りや安全管理をサポートしています。栄区は、自治会や町内会の地域活動が盛んなのですが、そこにセーフコミュニティの考え方がプラスされることで、少子高齢化や子育ての課題解決、栄区の魅力向上などにもつながっていくものと考えています。地域活動というと、その効果が測りにくいものですが、PDCAサイクル(※1)を使ってデータに基づき取組の効果や課題を確認しています。
セーフコミュニティの活動に栄区の企業にも参加していただくことで、住民や各種団体との接点をもてると思います。地域に溶け込んで互いに支え合う良いきっかけになりますし、若い人や技術を持つ年配の方が企業に関心を持って協働することになれば、企業が抱える人材不足などの課題解決などにもつながるのではないでしょうか。セーフコミュニティとは別となりますが、横浜市道路局のハマロード・サポーター(※2)に登録していただいている企業もあり、大変感謝しております」

 

※1 Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の 4段階を繰り返すこと

 

※2地域の身近な道路を対象に、市民や地域のボランティア団体などと行政が協働して、美化や清掃等を行っていく「道路の里親制度」

本郷台駅や大船駅の前で新築マンションの建設が進んでいます。いずれもファミリータイプなので、子育て世帯の増加にも期待しています。
また、栄区にはキラリと光る実績のある企業が多く、高付加価値を生み出しています。Ⅰ事業所あたりの平均年間収益は15億円を超え、市内で一番の付加価値を維持しています。ただ、区民にはなかなか浸透していない部分もあるので、企業の皆さまにはお祭りなどに参加していただき、顔の見える関係を築いていただくと新たなアイデアや企業理解、共助の輪につながると思います。

 

豊かな自然と活発な芸術活動! 健康寿命の長さも特徴

「2018年9月の時点で100歳以上は61名、男性の平均寿命は82.1歳で、全国1,888市区町村のうち31番目(※1)に高くなっています。
それに対して、要介護認定率は15.3%(※2)と、市の平均17.4%と比べると低く、健康なシニアが多い地域と言えます。
いたち川にはプロムナードが設けてあるので、源流から河口まで歩くのが習慣になっているという高齢者の方も多いようです。身近に安心して体を動かせる自然環境があるというのが、健康寿命の長さにつながっているのかなとも思います。栄区における男性の最高齢は105歳、女性は109歳となっています。
また、1996年には『栄区文化協会』が発足しています。“会員の芸術、文化に関する技量の向上とともに、会員相互の協調、交流、親睦を図りつつ、地域文化の発展に寄与する”ことを目的とする事業団体で、活動内容は陶芸・囲碁・舞踊などど幅広く、2018年9月末現在、160団体、2,000名の会員がいます。これも栄区の特徴といえる点で、盛んな地域活動が、地域の皆様がいつまでもいきいきと過ごしていただけることに関係しているのではないかと思います。スポーツ活動やボランティア活動も盛んで“住み続けたい”という高齢者の方が多いのもうれしいですね。

 

※1厚生労働省 平成27年国勢調査

 

※2平成30年3月末現在 栄区調べ

女性の活用によって、より柔軟な働き方が実現するといいです

「戸塚泉栄工業会で“モノ・ヒト・マチづくりから未来づくりへ”をモットーにした新たなプロジェクトが発足したと聞きました。戸塚区上倉田町にある男女共同参画センター(開館時は女性フォーラム)の立ち上げに携わった経験から、もっと女性を活用して男女とも柔軟な働き方ができるようにすれば、企業も地域もより発展できる可能性が広がると感じています。家事、育児、介護などの経験を積み重ねた女性ならではの視点は、企業として大きな判断をせまられたときにも役に立つのではないでしょうか」

失敗を恐れず、大いに活躍を

「今は、失敗を恐れずにさまざまなことにチャレンジできる時代です。未来を担う若い方々には、いろいろ挑戦して欲しいと思います。また、興味のあることや仕事のヒントなどは意外と身の回りや地域に転がっているものです。まずは地に足を付けて行動に移していってください。
工業会の地域情報交換会で、遊びを通じて地域の子どもたちを見守り・育む活動をされている『NPO法人てらこや戸塚』の学生さんにお会いしました。皆さん、“自分は地域のために何ができるのか”ということを常に考えて行動されているんだなぁと感心させられました。
てらこやの学生さんに限らず、地域のために頑張っている方々が多くいらっしゃいます。ぜひこれからも世代を超えて交流し、幅広く活躍していただきたいと思います」

栄区のホーム―ぺージはこちら
http://www.city.yokohama.lg.jp/sakae/


執筆:株式会社アドヤン 橋本 岳子

 

戸塚区矢部町出身。20年勤めた不動産情報サービスの会社を退職後、泉区にて広告代理店を開業。デザインや企画はもちろんのこと、編集や取材・文章作成も得意としている。不動産関連の執筆や取材は自ら行い、知識やトレンドを蓄積。初心者にも分かりやすい文章作成を心がけている。

 

横浜市工業会連合会 戸塚泉栄工業会 未来づくりプロジェクト実行委員。

 

【実績】大手ディベロッパー、東京都・川崎市・平塚市など自治体発行物の制作・編集。大手信託銀行系不動産仲介会社HP、電鉄系買取専門会社HP、不動産管理会社の定期発行新聞など連載記事多数。企業や団体、個人などのチラシ・パンフレット・名刺・Tシャツの作成実績もある。